グランビルの8法則と節目

チャートを勉強する時、最初に出て来る言葉に「ゴールデン・クロス」「デッド・クロス」というものがあります。

 

移動平均線というものと株価の関係でこれらの法則があるようです。

 

ゴールデン・クロスが出たら本当に買いのなでしょうか?

その瞬間に買っても果たしてどちらに行くかわからないが本当のところ。

たいていゴールデン・クロスを迎えると一度下がり、その後上がってくるというパターンが多いみたい。でも確実ではありません。

 

そこでゴールデン・クロス、デッド・クロスは別の使い方をし、移動平均線との関係では、グランビルの8法則というのを一応覚えておかれるとよいかと思います。

と同時に株価と移動平均線との「乖(かい)離」というのも重要です。株価と移動平均線が10%も離れればたいてい自立反発する可能性は高い。

これだけ覚えただけでも投資のやり方にかなり幅が出ると思います。

 

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要するに株価が移動平均線を下から突き抜けるような1⃣ケースが典型的です。あるいはその逆の株価が移動平均線を上から下に突き破るような5⃣のようなケース。

ほかは正直そこで止まるかどうかわかりません。株価の流れ(トレンド)も見る必要があります。

そうした総合的な見方をするのがチャート分析の基本です。

 

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ゴールデン・クロス、デッド・クロスの別の使い方をここでやっておきましょう。

それは株価がどのあたりで止まりそうかを予測するときに使います。

通常これを「抵抗帯」といったり「節または節目」あるいは「滞留期間」と呼んだりします。ここでは「節(ふし)」に統一します。

 

株価には確固とした価値が存在するわけではありません。

そこで過去につけた値段を投資家は参考にします。

 

そのひとつが過去にもみ合ったところがそれです。

また過去につけた安値とか高値もそうです。

また精神的節目としてキリのよいところも節になる可能性もあります。

そして、ゴールデン・クロスやデット・クロスが起きたところも節の可能性があります。

 

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これも経験していく中でいろいろ学んでほしいところです。

 

では次回は、チャート分析に並ぶもう一つのやり方オシレーターという指標を学びたいと思います。

ここまで見て来ただけでもこれまで情報のみでやって来た投資のやり方とはだいぶ違うのではないかと思ってもらえると思います。

 

もっとも書いていることを鵜呑みにするだけでなく、実践で使ってみて、改良していくという作業も必要かもしれません。

また、書いてるだけじゃわからないという方のために当方ではセミナー(ただし都内に限りますが)も企画しております。

 

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